町会長にきいてみた！
本事業では各学校・幼稚園の通学区域別に「ランPAT 2.0」のおすすめランニングルートを紹介しています。
防犯に加えて「令和時代の夜回り火の用心」として、まちを知ることは大切です。
各通学区域を構成する町会長さんに、まちのことをきいてみました。
取材・文：NPO法人センター・オブ・ジ・アーツ 企画制作部
月島地域 第一弾
豊海小学校
通学区域：勝どき五丁目・六丁目、豊海町
該当町会：勝どき・豊海連合町会〈豊海町会・勝どき西町会〉
お話を伺った町会長さん
写真 左より
豊海町会：宮森 孝一 会長
勝どき西町会：山内 栄一郎 会長
磯の香りと海風が心地よい立地環境、“豊かな海”と書く豊海小学校の通学区域では、「豊海町会」と「勝どき西町会」が活動しています。
今回は、本事業「ランPAT 2.0」を機に、各町会の会長を担われるお二方、宮森会長と山内会長にお話を伺ってみました。
最初はオリエンテーション形式で、少々緊張感漂う中、中央区の地域振興課の皆さんと、豊海小学校PTAの皆さんとで、事業説明から地域マップに基づいた危険箇所のチェックなどからスタート。
まちを思う皆さんそれぞれの視点での意見交換は、時折笑いもあり和気あいあいと進んでいきます。
緊張もほぐれ始めたタイミングで、会長お二方へのインタビュー形式で対話を楽しませていただきました。
初めてお会いしたお二人は、まちのリーダーとしての頼りがいと思いやりに溢れていらっしゃるなぁという印象です。
そして、互いに相手を敬い親しんでいらっしゃる素敵な関係でいらっしゃいます。
それはそれぞれのまちの特色の違いによる相互性からもうかがえます。
明治から大正にかけて造成された勝どき地区と、昭和37年に月島漁業基地として造成された豊海地区。
豊海町は、全域を町会としながらも水産関係の倉庫などが多くあり、比較的世帯数は少数。
豊海町会ならではのアットホームさ漂う納涼会
防災訓練もひとつの親交の場
対して勝どき西町会は、勝どき一丁目の一部、三丁目、五丁目、六丁目をエリアとし、居住人口増加の一途を辿る中央区の中でも最大級（およそ6100世帯）となる町会です。
聞けば、古くから住まわれている方と新しく住み始めた方の現在の世帯比率は、おおよそ１：９だとか。
そのような中で山内会長は、古くからの住人と新しい居住者が自然とコミュニケーションを図る場の提案、参加への推進をし続けていらっしゃるそうです。
勝どき駅に位置する月島第二児童公園で開催される『太陽のマルシェ』や、昨年第23回を迎えた『勝どきde盆踊り』は、勝どきにお住まいでなくともご存知の方は多いのではないでしょうか。
『太陽のマルシェ』でご挨拶される山内会長
『勝どきde盆踊り』は規模も大きく、多数の皆様で賑わいます
築地の魚河岸に関わる遠洋漁船の準備や水産品の保管など、東の漁業基地としての歴史を持つ豊海町は勝どきと比べると少ない世帯であっても、宮森会長のお人柄によるところもあり、少数だからこそあたたかい親睦の機会を、町会主催の納涼会やバスハイクとして設けていらっしゃいます。
そのようなふれあい交流が叶うのも、町会活動の素晴らしさのひとつですね。
また、歴史的背景も含蓄深い『住吉神社例祭』は、豊海町会と勝どき西町会を含む佃、月島、勝どき・豊海、晴海の14町会が一丸となり、大々的に開催されます。
少ない先人による多数の新しく住み始めた方への伝統文化の継承は、現在の大きな課題でもあるそうで、そのためにも町会活動への参加を推進なさっています。
住吉神社例祭 豊海町会、勝どき西町会、各々の神酒所前にて
まちを守り歴史を伝承される皆様
住吉神社例祭 御神輿巡行：鯔背（いなせ）で雄々しい様が素敵
ビルの狭間を御神輿が巡行するのも、現在ならではの風情
まちの在り方をいつも考えてくださっている町会長さん。
それだけに、地域とPTAが相互に協力し子どもたちの安全安心のために実施する「ランPAT2.0」にご興味を持っていただき、本事業を実施していく大切さを感じて下さいました。
平成30年度にランPATが中央区PTA連合会の事業として始動した際に実施した出走式のご来賓でもいらっしゃいました山内会長は、月島防犯協会の会長というお立場もあり、安全管理の視点から当初よりランPATにご賛同下さっていたそうです。
本事業はランPTA発足時の目的に加えて、地域コミュニティの活性化も目指すところであることをお伝えすると、にっこり微笑まれて心強いエールを送って下さいました。
宮森会長、
山内会長、
ありがとうございました！
会の終了後には、町会長お二方を囲んで「はいチーズ！」
写真 左より
NPO法人センター・オブ・ジ・アーツ 山口さん・白井さん
豊海町会 宮森会長
かちどき西町会 山内会長
豊海小学校PTA 小川会長・PTA役員のお二人
