町会長にきいてみた!

本事業では各学校・幼稚園の通学区域別に「ランPAT 2.0」のおすすめランニングルートを紹介しています。
防犯に加えて「令和時代の夜回り火の用心」として、まちを知ることは大切です。
各通学区域を構成する町会長さんに、まちのことをきいてみました。

取材・文:NPO法人センター・オブ・ジ・アーツ 企画制作部

 

月島地域 第四弾

月島第二小学校

通学区域:
勝どき一丁目・勝どき二丁目の一部・勝どき三丁目・勝どき四丁目の一部
該当する町会:
勝どき西町会
勝どき東町会
勝どき町会
(所属:勝どき・豊海連合町会)

 

各地域の知識を得て理解を深めることのできるランPAT2.0事業。

中央区各々の地域性が反映された小学校が背負ってきた歴史には、つねに感動と学びがあります。

そしてここ月島第二小学校にもありました。

江戸城のお膝元として発展してきた中央区のなかでも、勝どきは築島を重ねて都内屈指の開発地域として大きく拡大進化してきました。

明治から大正そして昭和にかけて、海運路を持つ工業地帯として発達した勝どき。
まちの区割や名称も今と異なります。
「勝どき」の町名がついたのは、日本の高度経済成長真っ只中となる昭和40年(1965年)だそうです。
まちの発展と共に交通需要が増加して渡し船「勝鬨の渡し」で、築地銀座方面と結ばれていた隅田川に「勝鬨橋」が架かりました。

 

万国博覧会のメインゲートに位置づけられた勝鬨橋は、水運のため通航を可能とした可動橋として、東京オリンピックを経た昭和45年(1970年)まで開閉を続けてきました。

写真提供:中央区立京橋図書館

可動橋としては有終の美を飾りましたが、今も尚まちのシンボルとして美しくまちを繋ぎます。

船舶の往来のための跳開が最後となった昭和42年(1967年)の翌年、勝鬨橋の東に在する月島第二小学校は開校60周年をかぞえました。

子どもたちも増え、工業地として独特の景観を保っていた昔ながらの街並みが、日本の高度経済成長に応じて現在に通ずる景観へと移行しはじめます。

写真提供:中央区立京橋図書館

橋によって栄え続けるまち勝どき
〈中央区ホームページ 勝鬨橋〉
https://www.city.chuo.lg.jp/miryoku/imamukashi/kachidokibashi.html

 

令和を迎え月島第二小学校は開校110周年となり、二度目の東京オリンピック2020を迎えました。

オリンピックを契機に生まれ変わったまち。
晴海フラッグへの経路となり、銀座・築地と豊洲市場を結び、中央区のジャンクションとして勝どきはまちの発展に大きく貢献しています。

タワーマンションにより人口増加の一途を辿るこのエリアでは、日常的にもまちの安全のため、夜警などの見守り活動も盛んです。

 

都会で育つ子どもたちにとって、故郷愛が育まれるきっかけになる催事もたくさんあります。

勝どきde盆踊り

勝どき西町会 夏祭り

 

防災への意識も高く、月島第二小学校で開催される行事では子どもたちも興味深く参加しています。

これらに加えて老若男女ボーダーフリーなランPAT2.0が、地域の子どもたちの健全育成をサポート。

 

ランPAT2.0のよいところ。
地域を育んでこられた町会の皆さまとPTAに携わり若手といわれる居住者が、まちの安全をテーマに親交することで共にまちへの理解を深めるところ。
まちへの愛が深まるところ。

 

みんなが愛するまちの見守りが子どもたちの健全育成に繋がります。

みんなで認識しあった、注意喚起箇所とランPAT推奨コースはこちらです。

 

地域愛をさらに育んでいくランPAT2.0を今後もよろしくお願いいたします!
月島第二小学校通学区域の皆さま、ありがとうございました!